Vision
リチウムイオン電池の安全性能診断を通じてリチウムイオン電池の普及を促進し、CO2排出量削減に貢献します。
性能診断・安全認証の必要性
リチウムイオン電池による電力貯蔵を大きく普及させるには、基本的な電池性能の向上や価格低下だけではなく、適切なメンテナンスができること、EVを含む中古電池も利用できること、性能保証保険による性能劣化リスクカバレッジができてプロジェクトファイナンスができることなども必要になります。適切なメンテナンス、中古電池取引、性能保証保険を実現するには第三者による性能診断・安全認証が必要です。
メンテナンス
メンテナンスを適切に行うには、メンテナンス対象システム、メンテナンス部分、メンテナンス時期を把握する必要があります。弊社の性能診断は既存のBMSを利用して遠隔で電気的に行うため、広範囲に配備したバッテリーの状態を遠隔で把握することができます。さらにバッテリーシステムに使用されるすべてのセル(並列接続されているものは一塊のセルとして扱う)の性能診断を行うので、バッテリーシステムのどのセルが異常劣化しているのかわかりますので、その部分だけ交換するなど適切なメンテナンスに役立てることができます。また定期的に診断を続けることで適切なメンテナンス時期も把握することもできます。弊社は遠隔性能診断を通じて適切なメンテナンスと安全な電池利用に貢献したいと考えております。
性能保証保険・火災保険
性能保証保険を実現するには第三者による性能診断が必要です。第三者による性能診断無くしては、保険金を支払う根拠が無いためです。ESSの火災が海外で頻発していることもあり火災保険をかける場合にも使用中装置に対する安全認証が必要になってくると考えられます。弊社は第三者性能診断・安全認証を提供することで性能保証保険の実現とそれによる電池の普及に貢献したいと考えております。
中古電池取引
EV中古電池、定置用ESS中古電池の再利用が普及・拡大するには中古購入時点での性能診断、一定期間の性能保証が必要になると考えられます。性能保証を受けるには第三者による使用開始後の性能診断が必要です。EV中古車両の電池性能診断は中古EV取引においても重要になってくると考えられます。弊社は性能診断技術を使ってこれらのニーズに対応し、中古電池取引の拡大に貢献したいと考えております。